2003-03-14 第156回国会 参議院 予算委員会 第11号
バブル崩壊後ですけれども、基本的には経済実態から乖離した過度に強気化していた成長期待といいますか、そういったバブリーな気持ちや行き過ぎた信用膨脹の修正など、経済全体の調整によるものだと思います。 いろいろ原因がありますが、日本銀行の金融引締めだけによってこういった資産デフレが起こったものではないと思います。
バブル崩壊後ですけれども、基本的には経済実態から乖離した過度に強気化していた成長期待といいますか、そういったバブリーな気持ちや行き過ぎた信用膨脹の修正など、経済全体の調整によるものだと思います。 いろいろ原因がありますが、日本銀行の金融引締めだけによってこういった資産デフレが起こったものではないと思います。
「土地が信用創出の基礎となりうる以上、地価の高騰は信用膨脹の一因ともなりうるわけで、一般的な物価騰貴に地価上昇が及ぼした影響は無視できないであろう。」一般的な物価騰貴の一因として、この地価騰貴というものが非常に大きな要素を占めておるのだという提言を、第二次物懇はしておる。
大蔵大臣は、私があげた第一の、公債によって一般会計の財源を安易にまかなうと信用膨脹をもたらす、インフレになる、この一点だけが財政法四条を制定した精神である、それは当時の立案者等に意見を聞いたところがそういうことであると申されましたので、一体だれにそういう意見を聞かれて、何を証拠にしてそういう御発言をなすったか。これは重大な問題なんです。
今国会でも非常にそれが論議の焦点になったことは、信用膨脹によって経済全体の基礎を破壊することのないようにという御注意であることは当然のことであります。それは大前提に考えなければ、公債をむやみに発行することはできないわけであります。
現在の物価政策にとって最も緊要なことは、物価高の根本原因、すなわち、金融面の信用膨脹の行き過ぎによる通貨のふえ過ぎ、これを金融政策としていかに抑制するかに並行して、公共料金の上昇を財政の力でどこまで吸収し、コントロールするかの当面の政策にかかっておるのであります。現在、不況に対する生産と設備投資の調整対策として、鉄鋼業界を先頭に、各産業界では大手メーカーの間に調整の話し合いが進められております。
しかるに、長きにわたつて政権を独占した吉田内閣は、インフレの高進による水ぶくれ財政と自然増収とを一切施策の根幹としたために、産業資本家は実質的には資本の食いつぶしをしながらインフレの差益を追求し、また金融資本家は日銀の信用膨脹に期待して、かくしてインフレ激化の谷底へ転落しつつ、高物価、輸出難あるいは国際収支の悪化を訴えているのが、財政経済施策貧困なる吉田内閣治下の経済の偽らない実態でございます。
又金融面においても、財政上過去の蓄積資金が放出されるのに対応し、信用の収縮が行われ、財政と金融との総合調整によつて経済が適正に運営されることを期待したが、実際は相当の信用膨脹を来たし、インフレ傾向を助成するような重要な要素となつたことを深く反省しなければならないと率直に自己批判をやつておりますが、この批判はよろしい。非常に正直である。
やたらに手形を書くなどいうことも、民間に金融を膨脹させるようなものですから、これは日本銀行だけのことではない、手形をやたらに出すことは通貨膨脹、信用膨脹になりますから、財政と金融政策それから国民自身が信用通貨の膨脹をさせないように、緩急よろしきを得てやつていただきたい。これだけ申し上げる。
それが非常に一つの信用膨脹を来し、国際収支を悪化さしておるようなことにもなつておりますので、各金融業者の人の協力を、この上とも十分求めてみますが、しかし求めてもなお国が考えておるような線に沿つてくれなければ、これはそのときは金融に対するいわゆるクレジット・コントロールというか、資金調整というか、資金統制というか、そういうようなことについての措置をとらなければなるまい。
大蔵大臣が、わが国の経済は、終戦以来一般に予想されたよりもはるかに急速に回復向上したが、深くその実態を掘り下げてみると、まことに寒心にたえないものがあるとして、率直に二十八年度の財政金融についての反省を加えられた上、相当の信用膨脹を生恥じ、インフレ的傾向を助長しておる現状を脱却して、物価の引下げと国際収支の均衡をはかる目標のもとに、一兆円以内、すなわち九千九百九十五億の二十九年度予算を編成せられたことに
他面、金融面においても、財政上過去の蓄積資金が放出されるのに対応し、信用の収縮が行われ、財政と金融との総合調整によつて経済が適正に運営せられることを期待したのでありますが、実際は相当の信用膨脹を生じ、インフレ的傾向を助長する重要な要素となつたことも深く反省しなければならないと存じます。 従つて、今後は、財政の緊縮を図り、金融の引締めを強化することが絶対に必要であります。
他面、金融面においても、財政上過去の蓄積資金が放出されるのに対応し、信用の収縮が行われ、財政と金融との総合調整によつて経済が適正に運営せられることを期待いたしたのでありますが、実際は相当の信用膨脹を生じ、インフレ的傾向を助長する重要な要素となつたことも深く反省しなければならないと存じます。(拍手)従つて、今後は財政の緊縮をはかり、金融の引締めを強化することが絶対に必要であります。
今のままで行きますれば率直に申せば金融資本家は日銀の信用膨脹に依存いたしておりまするならば、通貨価値が減つて参りましても差当り利益が出て参る。それから産業資本家も正当な資産の再評価をいたしませんでそうしてインフレが上つて参りますと、労働攻勢に会いながらこれをじよろじよろ逃げながら、そうして労働者には三月遅れでやつと物価と比例したような賃金を与える。
すなわち昭和二十一年から昭和二十四年初頭までの復金インフレ、二十四年から二十五年ごろまでの超均衡財政政策による強制貯蓄と、金融へのしわ寄せによる信用膨脹政策、二十五年半ば以降今日までの日銀券の増発と銀行信用の膨脹政策がこれであります。この間に二十億ドルの米国からの経済援助と朝鮮動乱後の特需は、向米一辺倒政策の経済的基盤をなしたのであります。
それで引受けられる最後の行き場所は、結局は日銀の信用膨脹というところにその帳尻が向つて行くのではないか、こう考えられるのでありまして、若しそういう事態が起るといたしますならば、それはやはり通貨の膨脹を惹き起してインフレを促進する條件になりはしないか、こう考えるのであります。
そこで市中銀行のいわゆるオーバー・ローンとなり、日本銀行の非常な信用膨脹となり、ここからインフレが発生しております。日本銀行の信用供與は本年度を通じて九百億円に及ぶと予想されます。このような事態においては、先ず一般会計における非常に無理な揚超の政策をやめ、特別会計における混乱を是正し、財政における收支を適正にしなければならないのに、政府はこれをやろうといたしません。
この点につきましてのお見通しは、すでに委員会において述べられておるここと思いますが、日銀ユーザンスも貿手に切りかえられる、こういうわけでありますので、日銀の信用膨脹等もにらみ合せますると、外銀ユーザンスの見通しということは、為替政策上大きな問題であります。この外銀ユーザンスの問題につきまして、外為委員会としてのお立場はどんなになつておりますか、お伺いいたします。
かくのごとく信用の膨脹いたして参りますことは、即通貨の増発、年末通貨が五千二、三百億になるということも、従来の通貨発行量の統計的な基礎によりましても五千二、三百億、またこの日銀の信用膨脹の過程から比べましても、やはり同様のことが言えますが、この場合におきまして、これはもちろん悪性ではありませんけれども、私どもまじめな財政金融の小さい論者として考えますと、やはり過渡的なインフレであるという心配があるのでありますが
○川島委員 その信用膨脹を嚴に抑制いたすという程度が、従来よりももつと強く今後推し進めて行かれるという形になつて来るのではないか、この点を大臣に聞いておるのですが、その点はいかがでしようか。